C-Macksの自論展開

日々の物事に対し、情報を収集し自論を述べていくものです。賛同意見・反対意見は歓迎しますが、暴言・脅迫・罵詈雑言はお断りです。

テレビが面白くなくなったワケ

こんにちは。最近テレビは見ていますか?若者のテレビ離れが囁かれ、上の世代からはテレビが面白くなくなったという声もある今日、どうしてテレビ番組に面白みがなくなったのでしょうか?放送倫理機構(以下BPOという)がうるさくなったという理由もありますが、それも含めて独自の見解(自論)を述べていきます。

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最近のテレビ番組の内容を見ると、バラエティならグルメ、トーク、クイズ、歌番組、お笑い、動物関連、ドラマやアニメは演出が抑えられた無難なものばかりなど、どのテレビ局も似通った番組編成となっている。中身・内容が違うじゃないかとも言われそうだが、視聴者からしたらジャンルが一緒なら同じように見えてしまうのだ。ワイドショーもそうだ。9/14に阪神セリーグ優勝したら翌15日はどの局のワイドショーもそれ一色。チャンネル変えたって同じことをしているから「もういいわ!」となるのである。

なぜ番組内容が似通ってしまうのか。冒頭にも上げたように、BPOがうるさく言うようなったことが要因の1つであろう。よく言われる「不適切な表現」とあるが、「不適切」って誰が定義したのでしょう?「不適切」と感じる範囲は個人差が非常に大きく、一概に定義づけることは困難なはずである。例えば、「バカ、あほ」「消えてくれ」などの誹謗中傷が「不適切」と唱える人が多いだろうが、少なくとも誹謗中傷の発言者は「不適切」とは思っていない。このように「不適切」という表現こそが「不適切な表現」なのである。曖昧過ぎる理由が原因で制作陣の創作意欲を削いでしまい、結局似通った番組作りに着地するのである。また最近の動向をみると、10人中9人が「適切」と判断しても、1人が「不適切」と判断しただけで、BPOはその1人の意見だけを採用し、テレビ局等に注意・勧告をするから質が悪い。

ここで勘違いしてはならないことは、BPOがテレビを面白くなくした元凶ではないということだ。最大の元凶は、視聴者の中にいる「アンチ(anti)」の存在だ。人間の集団行動には「8:2の法則」なるものがあり、約2割の人は逆の行動(アンチ)をとるのだ。仕事場で言えば、約8割はまじめに働き、約2割はサボっているというものだ。視聴者にも同じことが言え、約2割は番組に否定的なアンチが視聴している。アンチの目的はたった1つ、番組の粗探しをして告発し、自己満足感を得ることだ。スタッフ全員が聖人君子だけで構成される訳もないのに、粗探しをすることは愚行の極みである。「不適切かも」と思ったときは、自己で判断せず別の視聴者と意見交換をしたうえで判断すべきである。「あれも不適切、これも不適切」などとアンチの言動を鵜呑みにしていたら、制作意欲が削がれるのは目に見えている。もっとも、番組に否定的なら視聴せずチャンネルを変えたらよい。

テレビが楽しい・面白いと言われた80年代・90年代の番組を見ると、どのジャンルでも過激な表現があったが、それが楽しい・面白いにつながっていたと思われる。「8時だよ!全員集合」や「風雲!たけし城」、「101回目のプロポーズ」など、どうでしたか?演者の体を張った演出に心惹かれていませんでしたか?「牡丹と薔薇」のようなドロドロの愛憎劇に心奪われませんでしたか?「11PM」のようなお色気番組に釘付けになりませんでしたか?ヒトは、体験しそうにもない演出に心を動かされる生き物である。

近年のアンチは「子供に悪影響だ」などとほざくが、悪影響かどうかは子供本人が考えることであり、この発言自体が親のしつけがなっていないことを番組のせいにする、論点外しである。子供のうちは五感を刺激するすべてものが人生の教材であり、その機会を奪うことは親のエゴである。本当に悪影響が出そうな番組にはR指定がなされ、視聴を控えさせる工夫も既に行われている。万人受けする番組なんてそもそも存在はしていない。アンチはいつの時代も常に存在しているが、それ以上に楽しい・面白いという視聴者が大多数であるため番組は成立するのである。アンチになりそうなら、その番組を見なければよいのである。テレビの再興を祈願するなら、多少の過激な表現は許容すべきである。「子供に悪影響だ」とほざいたことある親たち、自分らが子供のころはどうだったか、考えていただきたい。