C-Macksの自論展開

日々の物事に対し、情報を収集し自論を述べていくものです。賛同意見・反対意見は歓迎しますが、暴言・脅迫・罵詈雑言はお断りです。

闇バイトを考える

こんにちは。

昨年から闇バイトによる犯罪の報道が絶えず、多くの逮捕者が続出している今日、なぜ闇バイトに手を出してしまうのか、その心理を私の独自の目線で解説していきます。

そんなもの見たくないわって思った方、黙ってブラウザの×を押してください。

「闇バイト」とは、犯罪に抵触する行為で(高額な)報酬を得るアルバイトのこと、と概ね定義されている。歴史上を見ても、暗殺された偉人等が多くいるが、その暗殺を請け負う行為も一種の「闇バイト」といえよう。闇バイトは犯罪行為を行うため、捕まれば刑罰は免れず、さらに前科というレッテルが貼られる。たとえ捕まらなかったとしても、人によっては自責の念に駆られ苦しむことになる。いずれにせよ、「罪の十字架」を一生背負っていくことになる。

「そんなことはわかっている!」という声が聞こえてきそうだ。逆に問いたい。「なぜわかっているのに手を出すのか?」と。これまでの人生に、わかっているのに手を出して後悔したという経験はないだろうか。たまたま犯罪行為にならなかっただけで、ほとんどの人は経験があると思われる。このような状況を心理学者ではない、独自の目線で紐解いていく。

通常、「冷静に考えれば闇バイトなんて手を出さないでしょ」と思う方が大多数であろう。これが危険な考え方である。あくまで「冷静に考えれば」が前提にあるからである。人間、生きている間はずっと冷静でいられるだろうか。結論を言うと「NO」である。ロボットやAIであれば「YES」と言えるだろうが、人間には精神があり、感情があり、心がある。生きているものに与えられた素晴らしき機能であると同時に、少しの刺激で揺さぶられる不安定な機能でもある。この「心」があるため、生き物に個性が生まれ、観察する者を楽しませる。これと同時に、「心」を利用して物事をする者もいる。動物に芸を仕込む行為もこの1つだと言える。話を戻すが、「感情・心」がある故、常時冷静であることはほぼ不可能である。これがいわゆる「心の隙」というものだ。自分のダークな部分であれば「心の闇」ともいえよう。借金やコンプレックスも「心の闇」の1つである。この「心の隙・闇」を突かれると人は冷静さを失い、正しい判断が困難となる。そこに「心の隙・闇」を和らげることをささやかれたら…。もうお分かりですね?

これが闇バイトに手を出す者の心理と私は考える。よく専門家と呼ばれる方々が、「若い世代は社会的な未熟さがある」「若い世代は世間をわかってない」などと若者の批判を繰り返しているが、私からしたら「若者を熟させていない大人にも責任があるのでは?」と感じる。批判をする前に、大人の自分たちがYouTubeSNSを駆使してしっかり啓発できていたか、見つめていただきたい。また、現代の若者は、大人が思っている以上に「心の闇」を抱えている。人間関係でいえば、SNS等で人とつながりやすくなった今日、一人ぼっちになるのは嫌だ、つながっていないと不安になる、SNS上でいじめられたくないなどがある。金銭面でいえば、楽して稼ぎたい、親のような苦労はしたくない、借金がある(奨学金を含む)などがある。他にも、いじめの被害、親の育児放棄・虐待、大人の身勝手な保身による被害などなど挙げればキリがない。勘の鋭い人なら気づいたと思うが、若者の「心の闇」を生んでいるのは今の大人たちである。大人たちを信用できないが故に、「心の闇」に寄り添う人が現れようものならそちらについていくのも理解できる。「闇バイト」はこの点をついた上手な作戦であり、独学で心理をしている私からしても感心させられる。

もちろん闇バイトに応募をすることはあってはならない。しかし「心の隙・闇」を感じさせると、悪い人はそこに付け込んでくる。闇バイトに限らず、悪いことすべてにおいて。「きれいなバラにはとげがある」ように「この世のうまい話ほど大きなウラがある」と常日頃から心にとどめることが、少なくとも自分を見つめなおす機会になるので、そこから逃げずに向き合ってもらいたい。私のもとにもショートメッセージでそのような文面が何度か来たことがあり、その中にこんな一文があった。

「人生が変わりますよ!」と。

「人生が(悪い方向に)変わりますよ!」が正しいだろうと揶揄しながら、「可哀想な人たちなんだなぁ」と思う自分がここにいる。